「財布の中身を見ればその人の生活の様子がわかる」とよく言われます。
自分の財布を思い浮かべてみてください。財布の中にはよく行くお店のポイントカード、どこかの会員証に入場パス、年明けに引いたおみくじも入っているのではないでしょうか。
そもそも財布の中にどれくらいの金額のお金を入れておくのかでもその人の経済観念が透けて見えるというものです。
そして大切なのが財布に入っているクレジットカード。
どの会社が発行したクレジットカードを持っているのか、ガソリンスタンドが発行したカードなのか、特定のお店がクレジットカード会社と提携して作られたカードなのか。
そのカードの種類でもその人の生活、考え方が透けて見えてきますよね。
クレジットカードと密接にかかわる生活
カードにはたくさんの種類があります。
それぞれに違う特徴を持っているので、どのカードを選び使っているのかでその人の考えの原理に触れることができる気がします。
例えば、年会費が高く豪華なサービスを受けることができるクレジットカードをメインで使っている人は、より平凡な一般カードよりもカードが持つステータスを自分が持つカードを選ぶ基準としている少し見栄っ張りな人なのかもしれません。
対してもっとイオンカードや楽天カード、そしてセゾンカードのような、普段の生活の中で気兼ねなく使うことのできる、比較的年会費が低く抑えられているカードを持っているのは節約や節制にうるさい人なのかな、なんて思ってしまいます。
憶測ではあるもの、財布の中にあるクレジットカードの情報だけでここまで知ることができるのですから、財布の中身が持つ情報は潤沢です。
その人が今まで育ってきた環境、組み立ててきた哲学、そういったものとクレジットカードの存在は切っては離せないのです。
お金を何に使うのかということ
人は消費行動では嘘をつくことができません。
普段どれだけ人の目を気にして体裁を整えている人も、買い物で買うものは自分の欲望を満たすことができるものを選ぶでしょうし、自分の趣味のために使うお金には本音が出てしまいます。
政治家が悪いお金の使い方をすることを思い出してみてください。
あそこには自分の本音、本性、そういったものが出てきてしまいます。お金の使い方にこそ人間の業が現れるのです。
これが良いものだとしても、悪いものだとしてもです。
クレジットカードで行うその買い物。それをもう一度見つめ直してみてください。